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NIRAモノグラフシリーズ:わかる政策、知る課題

東アジアの経済発展と格差問題

NIRAモノグラフシリーズNo.13 2008/03発行

浅沼信爾(一橋大学客員教授)、鈴木和哉(国際協力機構課長)

所得不平等が拡大せず「Pro-Poor」であったといわれる東アジアの経済発展だが、 1990年代に入って都市部と農村部の所得格差(農工格差)が拡大している。 この格差是正のための政策次第では経済発展の過程にネガティブな影響を与える懸念がでている。
この都市・農村部の格差、農工格差を是正するためには、アジアの農業開発をさらに進める必要があるが、「緑の革命」 が終焉するなかで取り得る政策は限定されている。農工間格差是正を目的として多くの東アジア諸国で様々な農産物価格支持政策をとっているが、 こうした施策はグローバリゼーションに逆行するものであるという課題も抱えている。日本や韓国をモデルに形成されてきたアジア・ モンスーン地帯に特徴的な労働集約的、零細・小農のビジネス・モデルを大胆に大規模農場ベースの労働粗放的な農業ビジネス・ モデルに変革する政策努力が求められる。

目次
1. はじめに
2. 東アジアの経済発展
3. 経済格差の出現
4. 東アジアの農業をどうするか
5. 結論として

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