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研究報告書・出版物

終身雇用という幻想を捨てよ―産業構造変化に合った雇用システムに転換を―

NIRA研究報告書 2009/04発行

総合研究開発機構 発行

■ 概 要
急速な景気の悪化により、雇用問題が大きな政策課題となっているが、日本の労働市場が抱えているのは、より大きな構造的問題である。 終身雇用制を維持し、それを社会全体に拡大させていくことで、雇用と生活の安定が作り出せるという考えは幻想にすぎない。 わが国の雇用を守るために今、求められているのは、総合的な雇用システムの転換である。
これからの雇用政策は、労働者に対して産業構造の変化に合った能力をいかに身につけさせるかに重点を置くべきだ。より良い転職を促し、 転職をよりポジティブに考える仕組みづくりも必要である。そのためには、雇用政策を、 わが国の長期的産業構造をどのような方向に持っていくのか、限られた資源や人材を活用して、 いかにわが国を成長させていくのかという産業政策や成長戦略と密接に関連付けて考えていくべきである。そして、新しい環境に適した、 より良い能力を身につけるための人材育成・教育訓練システムを、産業政策的視点で大胆に導入していくことも重要である。

エグゼクティブサマリー

研究報告書(全文)

■ 目 次
総論
終身雇用という幻想を捨てよ
―産業構造変化に合った雇用システムに転換を

柳川範之

各論
今次雇用危機の構造と政策対応
―産業構造転換が求める雇用シフトと「同一価値労働同一賃金」実現に向けた労働市場改革を

山田 久

労働ルールの再構築と新システムへの移行プロセス
―雇用契約の多様化と新制度導入過程の明示的な検討が必要

安藤至大

非正社員の企業内教育訓練と今後の人材育成
―企業横断的な能力開発を実現するためのシステム構築を,
原ひろみ

社会設計としての労働移動を考える
―デンマークを事例に
辻 明子

資料
《再録》 対談 雇用危機と制度再設計の視点
山田 久、柳川範之

2009年4月発行、A4判・112ページ、ISBN978-4-7955-8579-9 C3030

■ 執筆者一覧
柳川範之  東京大学大学院経済学研究科・経済学部准教授/NIRA理事(研究会座長)
山田 久  日本総合研究所調査部ビジネス戦略研究センター所長、主席研究員
原ひろみ  労働政策研究・研修機構人材育成部門研究員
安藤至大  日本大学大学院総合科学研究科准教授/NIRA客員研究員
辻 明子   NIRA研究調査部リサーチフェロー

<報告書緊急提言>
「緊急提言 終身雇用という幻想を捨てよ―産業構造変化に合った雇用システムに転換を―」
2009年4月発行

<報告書関連対談>
「雇用危機と制度再設計の視点」
ゲスト:山田 久日本総合研究所調査部ビジネス戦略研究センター所長、主席研究員
聞き手:柳川範之東京大学大学院経済学研究科・経済学部准教授/NIRA理事

<報告書関連記事>
・2009年7月16日(木) 日本経済新聞「経済教室」で、安藤至大日本大学准教授が言及
・2009年6月・7月号   『経済セミナー』に掲載
・2009年9月号     柳川範之「『多様な働き方』への転換は可能か」を『フォーサイト』に掲載

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