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ワークショップ インドネシア・タイ・韓国・日本における
健康保険分野におけるパートナーシップの構築
9月11日、NIRA主催で、「インドネシア・タイ・韓国・日本における健康保険分野におけるパートナーシップの構築」をテーマにワークショップが開催された。
同ワークショップは、NIRA自主研究「保健医療分野における東南アジア諸国間のパートナーシップの構築−通貨危機に見舞われたインドネシアを手掛かりとして」(研究会主査・中村安秀 大阪大学教授)の一環として企画したものである。この研究課題は、21世紀総合研究プロジェクトの柱の一つである「東アジアの通貨統合:EAsiaの中のYen」の一部として位置付けられるものである。研究の目的と視点
アジア通貨危機をきっかけとして、社会的弱者集団への打撃が、保健医療分野においても顕著に見られたことから、同分野における社会の安全網(ソーシャル・セーフティ・ネット)についても、その整備充実の必要性が認識され、社会保障システムの財政基盤の脆弱(ぜいじゃく)性を克服するための施策が模索されているところである。
アジア通貨危機を実際に経験した各国において健康保険の改革に実際に携わり、またアドバイザーとして関与された専門家の参加を得てワークショップを開催することにより、東アジア諸国における健康保険の今後のあり方と社会の安全網の強化のためのパートナーシップの構築について討議するものである。ワークショップ概要
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NIRA理事長による開会あいさつ、同EAsia担当研究員によるイントロダクションに続いて、セッションが開催された。各セッションでは下記の事項が報告・討論された。
健康保険制度の発展(1)
中村安秀 大阪大学教授を座長として、韓国、日本の医療経済学者にそれぞれの健康保険制度の歩み、長所と短所、国民皆保険に向けての教訓の共有を論点として、報告いただいた。
ヤン・ボンミン ソウル大学教授、小林廉毅 東京大学教授による報告の後、長谷川敏彦 国立医療・病院管理研究所医療政策研究部長より、韓国、日本の視点からの貴重な意見をいただいた。2.健康保険制度の発展(2)
四方啓裕(株)国際テクノ・センター技術顧問を座長として、タイ、インドネシアの保健省幹部に、それぞれの健康保険制度の歩み、長所と短所、国民皆保険に向けての教訓の共有を論点として、報告いただいた。
サングワン・ニタヤルンポン タイ保健省医療改革室長、ウィディアストゥティ・ウィビサナ インドネシア保健省マネージドケア部長による報告の後、丸井英二 順天堂大学教授に、現在普及途上の国々の立場から、国立国際医療センター研究所 地域保健医療研究部長としての国際医療協力のご経験を踏まえ、貴重な意見をいただいた。
3.パートナーシップの構築に向けて−経験と教訓の共有
ヤン・ボンミン ソウル大学教授を座長として、まとめの討論を行った。
第1セッションの座長、第2セッションの座長によるセッションのまとめの後、内田康雄 神戸大学教授に、健康保険システムの維持発展に係る東アジア諸国間のパートナーシップについて、必要性、あり方、連携内容をテーマに報告いただいた。内田教授からは、アジア開発銀行エコノミストとしてのご経験を踏まえ、貴重な意見をいただいた。
本ワークショップでは、上記報告者のほか、ヤン・チーリアン台湾大学教授、吉田恒昭 拓殖大学教授、澤西三貴子 国際協力銀行 開発審査部調査役をはじめとする専門家の方々の参加を得て、それぞれの立場から建設的な意見をいただき、大いに意見を戦わせた。
なお、本ワークショップの概要については、NIRA研究報告書において収録を予定しているので、参照いただきたい。
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