『NIRA政策研究』 2005 Vol.18 No.8

特集● 「環の国」のすがた

持続可能社会とライフスタイル

[ 目 次 | 要 約 ]


特 集 紹 介

 地球温暖化などのグローバルな環境認識やそれを踏まえた社会の「持続可能性」の追求などの課題認識は、すっかり定着した観がある。しかし、グローバルな環境認識に立ちつつ自らのライフスタイルを問うような環境観が確立されてきたのは、この十余年のことである。言葉の意味だけでなく、人々の行動や国の制度・政策にも大きな変革が起こった十余年であった。

 そして今、環境をめぐる社会と人々の動きは再びターニングポイントにあるとはいえまいか。この十余年の環境をめぐる認識の変化は「排水口の先に海を思う」想像力に支えられ、また、その認識が個人のライフスタイルの問題として行動や活動を決定するものとなってきたことは事実である。しかし、都市生活者の環境配慮に対するニーズが環境配慮型の商品・サービス、ビジネスのあり方を生み出すことにはなったが、人々は「いのちとつながる」実感を獲得したのだろうか。自己充足的なコミュニティの目指す動きは経済的循環の壁に突き当たっていないだろうか。その両者は交流し、連携し得ているだろうか。そして、持続可能社会に向けた真のライフスタイルとはどのような社会やくらしのあり方をいうのだろうか。

 この十余年の環境をめぐる論議を振り返り、今後の社会、くらしのあり方を展望する。


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