『NIRA政策研究』 2005 Vol.18 No.9

特集● 「インセンティブ」の再構築

新たな社会の統合と流動性を求めて

[ 目 次 | 要 約 ]


特 集 紹 介

 効率的な分業・分化と協働を実現することで多様な個人が共存することを可能にし、社会の統合と流動性を確立してきた市場。そのための制度やルール・規範を整備し、所得の再配分により社会的衡平の実現に資してきたパブリック・セクター。いずれも市場の失敗・政府の失敗に直面して構造的な改革を模索している。

 科学・技術の進歩により、人・モノ・情報の交流はグローバルな規模で活性化する一方、不確実性が高まり、統合された社会にほころびが生じ、新たな社会的ジレンマが生まれている。

 改革の多くは効率性やニーズの充足に焦点を当てるが、その限界も認識されている。「経済的」インセンティブの再構築や、さらには新たな市場原理(principle)、倫理(norm)の確立の必要性、さらには人々を動かす「インセンティブ」のあり方自体に対してもさまざまな議論がなされている。

 新たなガバナンスへの模索が続くソーシャル・セクターでは、新しい公共空間の創造のために人々の参加を促すには、どのようなインセンティブが必要であり、どのように共感とコミットメントを獲得するかが課題である。

 本特集では、各分野での「インセンティブ」にかかわる議論に焦点を当て、今後の社会のあり方を展望する。


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