都市空間を創造する
−越境時代の文化都市論

 21世紀は、「国家の時代」に代わって「都市の世紀」が到来し、分権化が一層進展する中で「都市」というアクターの台頭が、社会・経済システムの大きな変革のうねりを先導していく時代となる。今、都市政策に何が求められているのか。

 本書は、グローバル化時代の都市の越境性やグローバル化がもたらす文化/人々の多様性、さらには芸術文化の活力に着目しながら、魅力的な都市空間を構築するための政策と課題を考える。具体的には「文化」、「創造性」、「都市連携」、地域再生の経済基盤など、都市政策を刷新するための鍵概念や枠組みについて検討するとともに、知識経済時代に対応した地域/都市再生の方策を探る。特に、国内外の「創造都市」に向けた試みに着目しつつ、従来の中央集権的な開発型ではなく、地域/都市の持つ独自の文化力や創造性を生かした総合的都市政策のあり方を「文化都市政策」として位置付け展望する。

   目次:

序 章 トランスポリタンな連携による都市文化・文化都市の創造/中牧弘允
  第I部 文化化する都市
第1章 都市と文化政策/端信行
第2章 戦後文化・都市政策の変遷と将来像/藤澤武明
第3章 民間資金の活用による都市・文化の再生/根本博
  第II部 多文化化する都市
第4章 多文化都市のポテンシャルと諸課題/渡戸一郎
第5章 「文化」の転用・流用可能性/町村敬志
第6章 フェスティバルと多文化共生/戴エイカ
  第III部 創造する都市
第7章 創造都市の世紀へ/佐々木雅幸
第8章 創造性の三つのレベルと都市/後藤和子
第9章 サーカス芸術都市計画「TOHU」/勝見博光
第10章 スポーツ文化が創る都市環境/安田浩之
  第IV部 連携する都市
第11章 交流継続システムとしての「出雲街道方式」/加藤ゆうこ
第12章 高崎式姉妹都市政策の展開/熊倉浩靖
補 論 文化地質学的都市論の試み/原田憲一
終 章 越境時代における文化都市政策の課題/飯笹佐代子
『都市空間を創造する−越境時代の文化都市論』表紙画像

   端 信行、中牧弘允、NIRA 編
   日本経済評論社 刊
   2006年4月5日発行
   四六判・374ページ
   ISBN4-8188-1838-0
   3,570円(税込)

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