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対談シリーズ

生産と消費の新しい関係に挑む「和郷園」の取り組み

対談シリーズ第40回 2008/12発行
木内博一(農事組合法人和郷園代表理事)、伊藤元重(NIRA理事長)

農業は製造業である

伊藤 本日は、農事組合法人和郷園代表理事の木内博一さんに日本の農業の課題、 そして将来展望をお聞きします。はじめに、木内さんが代表理事を務めている和郷園について、活動状況などを紹介していただきたいと思います。

木内 和郷園の中心になっているのは出荷組合です。わかりやすく言えば、個々の農業生産者がいて、 その人たちをまとめるような組織です。もちろん私も農業生産者の一人です。私は以前から、 「農家がつくったものを再生産できる価格できちっと販売できる仕組みが安定的に成立しなければ、経営を続けることはできない」 と考えていました。つまり農業製品の流通を変えることが必要だという思いがあった。その思いを実現させるために、 今から18年ぐらい前に和郷園を設立しました。現在は、農産物を直接販売する「直売所」ができたりして、 農産物流通も多様な形態があるようになりました。しかし、私たちが和郷園を設立した当時は、流通はほとんど市場と農協流通でしたので、 そういう中ではちょっと変わった取り組みでした。

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