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NIRA政策レビュー

構造転換を図る中国経済

NIRA政策レビューNo.41 2009/7発行
伊藤元重(NIRA理事長)、関志雄((株)野村資本市場研究所シニアフェロー)、呉軍華((株)日本総合研究所理事)、 柯隆(富士通総研経済研究所主席研究員)、平井照水(NIRAリサーチフェロー)

輸出主導から内需主導に変われるのか  伊藤元重

ここ数年、中国のエコノミストの口から、「中国は初期段階の成長から卒業しなくてはいけない」という発言が出るのをよく耳にする。 初期段階の成長とは、労働集約的な産業で大量に生産を行い、その製品を海外に輸出して成長するというものである。 日本も1950年代はそうだった。しかし、こうした成長にはいくつか問題があるという。 第一にいずれ中国で単純労働が不足してくるだろうということ、第二に輸出主導の成長では沿岸部だけ豊かになり、 内陸部との格差が広がれば社会的不安につながっていくこと、そして第三に、一生懸命輸出して外貨を稼いでも、 その外貨が人民元の切り上げで価値を減らすような結果になっては意味がない、というものだ。<続く>

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