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NIRA政策レビュー

新しい消費者行政へ

NIRA政策レビューNo.44 2009/11発行
伊藤元重(NIRA理事長)、松本恒雄(一橋大学教授)、坂東俊矢(京都産業大学法務研究科教授)、坂田 進 (前内閣官房消費者行政一元化準備室企画官)、稲見裕介(NIRAジュニアリサーチフェロー)

消費者視点の行政  伊藤元重

ビジネスの世界では、消費者起点でいろいろな取り組みをすることが当たり前になっている。 消費者が何を求めているのかを中心にビジネスを組み立てるのだ。その企業がどのような商品を作れるのか、 どのようなサービスを提供できるのかという供給者起点では時代の要請にあわなくなっていると感じている経営者は多いはずだ。
行政の世界でも、この点に大きな違いはない。行政組織は担当分野によって細かく細分されている。 その意味では典型的な供給者起点の組織である。しかし、行政サービスのもっとも重要な対象は生活者・消費者としての一人ひとりの国民であり、 そうした国民起点の行政組織があってもおかしくない。そうした意味では、 少し遅かったとは思うが消費者庁が日本にできたことは喜ばしいことだと思う。<続く>

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