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| NIRA政策レビューNo.45 | 2010/1発行 | |
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| 伊藤元重(NIRA理事長)、河合正弘(アジア開発銀行研究所所長)、関 志雄(株式会社野村資本市場研究所シニアフェロー)、白川浩道 (クレディ・スイス証券株式会社経済調査部長)、中島厚志(みずほ総合研究所株式会社チーフエコノミスト) | ||
根雪のようなデフレギャップ 伊藤元重
日本経済は深刻なデフレギャップを抱えている。GDP比7%、35兆円を超えると言われるその規模もさることながら、
1990年代の初めから現在に至るまでその大半の時期でデフレギャップの状態であったという点が深刻である
(中島厚志氏の論考にデフレギャップのデータが掲載されているので参照してほしい)。
私は「根雪のようなデフレギャップ」という表現を使っているが、日本経済には構造的な需要不足が続いているようだ。
2005年前後に数年間、日本経済のデフレギャップが解消して、需給ギャップが水面の上に出た時期がある。
この時期には世界経済がかつてないほど過熱しており、日本からの輸出が好調で、デフレギャップが解消したのだ。しかし、
リーマンショックで世界の貿易が急速に縮小すると、日本のデフレギャップは一気に広がっていった。<続く>
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