伊藤元重
総合研究開発機構理事長

印南一路
慶應義塾大学総合政策学部教授

川渕孝一
東京医科歯科大学大学院教授

上昌広
東京大学医科学研究所特任教授

村上智彦
NPO法人ささえる医療研究所代表

松田晋哉
産業医科大学医学部教授

 政策レビューNo.61  2013.07

医療を再生する道を探る

概要

 日本の医療は高齢社会に持ちこたえられるのか。これまで、様々な政策メニューが提示されながらも、遅々として進まない制度改革に、危機感を抱いている人は多い。本号の識者からは、患者の自己決定権を認めるべき、患者は医療への過度な依存から脱却すべきとの主張があった。また、データ活用により「医療の見える化」に取り組むべき、ニーズに合った医療を提供する仕組みの構築が必要との意見が提示された。

■「『改革の戦略』が必要だ」
 伊藤元重 総合研究開発機構理事長

■識者に問う
「これからの医療に必要な改革とは」
 1.一律の医療給付は限界だ
 印南一路 慶應義塾大学総合政策学部教授

 2.地域別に医療・介護の見える化を
 川渕孝一 東京医科歯科大学大学院教授

 3.医師が失業しないのはおかしい
 上昌広 東京大学医科学研究所特任教授

 4.医療への過度な依存から脱却を
 村上智彦 NPO法人ささえる医療研究所代表

 5.医療情報を、統一した方法でデータ化せよ
 松田晋哉 産業医科大学医学部教授

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