2025.07.24研究報告書日本と世界の課題2025ールールなき時代にどう向き合うかNIRA総研世界が分断と分裂の時代に突き進む中、国際秩序をどう変革していくか。日本は止まらぬ少子高齢化の下、来るべき社会をどうデザインするか。本書は、2025年1月21日に公表した「日本と世界の課題2025―混迷を深める日本と世界」の159名の専門家の提言を、8のテーマに分けて紹介したものである。巻頭ページには、日本と世界の課題について、全159名の識者の意見を俯瞰する「鳥瞰図-Bird’s-Eye View」、および各章のキーワードを掲載した。詳細を見る
2025.07.18研究報告書第3回政治・経済・社会に関する意識調査(NIRA基本調査)(速報)NIRA総研NIRA総合研究開発機構は、第3回目の「政治・経済・社会に関する意識調査(NIRA基本調査)」を実施し、政治・経済・社会に関する人々の意識を調査した。ポピュリスト志向を持つ人、日本経済の状況を「悪くなっている」と回答した人、現在の生活に不満な人がいずれも昨年から増加していること、半数以上の人が在留外国人の増加によって治安が悪くなると考えていることなどが明らかになった。詳細を見る
2025.06.17研究報告書国際コンファレンス動画「いま、責任ある行動とは何かを考える」―ヨーロッパと日本の視点からNIRA総研2025年4月26日に開催した国際コンファレンス「いま、責任ある行動とは何かを考える―ヨーロッパと日本の視点から」の動画を公開。世界の民主主義が揺らぐ中、責任ある行動とは何か、そして国際秩序における責任の枠組みとは何か、についてグローバルな視点から議論する。パネル1は、ラファエル・ランギヨン氏、高江可奈子氏、マリー・エリフ氏が議論。モデレーターはジル・カンパニョーロ氏、アドリエンヌ・サラ氏。パネル2は、市原 麻衣子氏、瀧川 裕英氏、イザベル・ジロドゥ氏が議論。モデレーターは渡辺靖氏。詳細を見る
2025.05.15研究報告書コロナ禍の経験から何を学ぶか宇野重規 重田園江 渡辺靖 NIRA総研コロナ禍は、人々の行動の自由はどこまで制約できるのかという根本的な問いに対し、社会的な合意が必要があることを明らかにした。行政は、国民の反応を注視しながら政策運営を行うが、人々の意識は、科学的知見に基づいている必要がある。しかし現実には、メディアが発信する情報や、精神主義といった「日本人の思考の癖」によって左右されることも多い。各分野の専門家による考察は、次のパンデミックに備えるために何をすべきかを示唆している。詳細を見る
2025.04.04研究報告書第2回デジタル経済・社会に関する就業者実態調査(速報)大久保敏弘 NIRA総研コロナ禍を経てデジタル経済が進展し、世界は新たな経済社会システムの確立に向けて変革を続けている。2024年12月の調査によると、テレワーク利用率は13%となり、このところ横ばいで推移している。しかし、テレワークを利用している人の中でも、その頻度は低下し、出社回数が増加している。日常への回帰が進む中で、企業によるテレワーク推奨の姿勢が低下している。一方、生成AIの利用者は増加し、効率向上を実感する人が増えている。詳細を見る
2025.03.25研究報告書NIRA基本調査2024―サンプルに含まれるバイアスと人々の意識変化谷口将紀 井上敦 竹中勇貴2024年に実施したNIRA基本調査の結果をもとに、サンプルに含まれるバイアスと人々の意識変化を詳細に分析した。サンプルのバイアスとして際立ったのは、インターネット調査における高学歴の回答者の多さ、誠実に回答しない人の回答による影響であった。また、2023年から2024年にかけての人々の意識の変化では、政治家への不信感の強まり、家計の厳しさの継続、児童手当の所得制限付き給付への支持拡大などが確認された。詳細を見る
2025.03.13研究報告書AIは民主主義を深化させるか?〔Ⅱ〕―生成AIを使った若者によるワークショップの事例研究谷口将紀 竹中勇貴政治的な議論の場に生成AIは活用できるのか。北海道東神楽町におけるChatGPTを使った住民ワークショップから見えてきたのは、参加者が生成AIのアウトプットを見ることによって、自らの発想・アイディアを発展させることができるという効果であった。同時に、生成AIは「地域の雰囲気」のような言語化しにくい政策知識を扱うことは得意ではないなど、課題もある。本報告書では、生成AIの可能性、リスク、そしてリスクを踏まえて実践すべきことをまとめている。詳細を見る
2025.03.04研究報告書NIRAフォーラム2025動画「伝わる政策、信頼できる政府をつくる」―人々と政府の意識をつなぐ政策共創NIRA総研2025年2月1日に開催したNIRAフォーラム2025「伝わる政策、信頼できる政府をつくる」の動画を公開。政府からの情報発信は一方的でわかりにくいことが多く、政策の意図や内容が十分に伝わってこない。政府の声が人々に届かないという課題をどう解決するのか、また、どうすれば、政府と人々との間の心理的な溝を埋め、信頼が築けるのかーこれらの問いに向き合い、齋藤健氏、竹下隆一郎氏、長野智子氏、金丸恭文氏、柳川範之氏が議論した。モデレーターは谷口将紀氏。詳細を見る
2024.11.26研究報告書若者発:東神楽町2050ビジョンNIRA総研住民が地域の課題を議論する際に、AIを活用することの可能性や限界はどこにあるのか。NIRA総研は、北海道東神楽町において住民ワークショップを開催し、そこで若者がChatGPTを使って議論した内容を町への提言としてまとめた。ワークショップの結果、ChatGPTは住民が元々持っている問題意識やアイディアを発展させるためのツールとして、有効に活用できる可能性があることが分かった。後日、プロジェクト全体を通じて明らかになった知見を取りまとめた報告書も公開する予定である。詳細を見る
2024.08.20研究報告書アジアの「民主主義」序論―欧亜比較の観点から水島治郎アジア諸国と軍事を含む様々な連携を強める日本にとって、アジアの政治動向を把握することは喫緊の課題となっている。「民主主義のゆらぎ」が世界各国で指摘されているなか、その「民主主義」がどのような形でアジア諸国の外交・安全保障政策に反映しているのだろうか。アジアという「一大成長センター」における政治的な不安定要因は、国際的なインパクトを与える。ヨーロッパとの比較を通して、3つの共通項である「既存の政治秩序の溶解」、「ポピュリズム政治の拡大」、そして「宗教の政治的役割」の観点から、アジアの現状を振り返る。詳細を見る